SRV キャブレターオーバーホール…



台風が去ったところでいい天気が続きます…
となると、単車に乗れる…(+_+)

台風接近前に持ち帰ったSRVのキャブレターを、台風通過後の片付けの合間に、オーバーホール…



スロー系の通路に透明のゲル状のものが通路を狭めていたので、スロー系を徹底的に洗浄…
これが低回転域で空気の量が足らずに、くすぶっている原因だと思ってますが…



ダイアフラムの付いたピストンの取り外し…
私的に他人様のキャブを触る際に、禁断の領域です(笑)
負圧式キャブレターなので当然付いてますが、かなり古い車両となると、取り外しが原因でダイアフラムを痛める事が多いので…
マルチキャブレターとなると、その費用負担が重く乗ってしまいます…
私の所有車であれば、ためらう事なく取り替えますが…
不具合を見つけてしまうと、手を付けた者が壊したとオーナー様に責められそうです…(+_+)
ジェットニードルの段数の位置確認…
前後ともに三段目。後ろ側には、ちゃんとワッシャー有り。



思いきって、外せるパーツは全て外してキャブクリーナーで洗浄します…
キャブレター本体の通路もクリーナー、針、コンプレッサーによるエアブローで徹底的に洗浄しました…

ダイアフラム自体は張りもあっていい状態なのですが、残念ながら、前後のキャブでピストンの動きの違いが著明に分かります…
ピストンと接する本体の内壁に傷が多数見られます…

メインジェットホルダー内のOリングも切れていたり、ジェットニードル直下のボルトが片方のみ痛んでおり、ガスケットの無い状態…

劣化しているパーツを変えないといけないだろうな…
触ってしまったので弁償確実…(T_T)



夜分遅くにオーナー様宅を訪ねてキャブを取り付け…
受け入れの際に責めるように睨まれてしまいました…

事無く取り付けて、試乗しながら低回転域の調整…
月夜の夜、台風通過後の風が心地よく感じましたが…
今回で無事クリア出来るか非常に気の重い状況です…

オーナー様の要望にてレスポンスが鋭過ぎても困るとのオーダーなので感覚的に濃い方向で…
と、言ってもスロットルひと吹かし一気にレッド手前まで回ります(笑)

完全に暖気後距離にして10kmほど試乗しながら調整…
ちと濃いながらもプラグの焼けは、まあまあ…
まだ試乗距離が足りないなー
完全に温まった状態なら、今のアイドリングでオーケーなのだが、朝一発目の始動直後の状態がわからない…
息つきしてコケたら、また、面倒な事になりそうな…

前回の立ちゴケで折れたブレーキレバーも弁償しないとかなー?(T_T)

しかし、時よりピストンバルブの動きの悪さなのか、3000回転付近で息つきを確認…

内壁をペーパーで磨いてあたりを付けておけば良かった…
更に悪化させたと思われるの確実…

動きの悪いピストンが原因だと思うけど、スロー系の調整を更に詰められるのか…

試乗して戻るのを、オーナー様仁王立ちで待っておりました…(T_T)
3000回転あたりで暴れたりしないのか?
と、問われました…

ピストン、キャブレター内部に不具合ある事を伝えたいのだが、面倒な事になりそうなので、プラグの焼け具合を確認していただいて、エンジンの冷えた始動時のアイドリングが不安定になるかも?
でも、エンジンが完全に温まると、今の状態である事を確認していただいて、逃げ去りました…

中古キャブを探して、あと一度だけチャレンジせねば…

往復100km移動所要三時間…(T_T)
結果がともなわなければ睨まれる…(+_+)
関連記事

コメント

非公開コメント

No title

ご苦労様です。風船キャブは確かに難しいですよね。ベローズ換えてフルオーバーホールで治る時もありますけど、私も大嫌いなキャブです。

No title

☆お疲れ様デス!
扱い易さではピカいちなんですけどね…
チューニングによるセッティングでもないのに、やたらと振り回されています…(T_T)
確か元々タンクのコックをリザーブにして、タンク下部の水が流れこんでから、不調がはじまった…
まだまだ修行不足デス…(^。^;)